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初心者のためのFTP入門

FTPとは何でしょうか
FFFTPをダウンロードします
FFFTPをインストールします
FFFTPに新しくホスト(サーバ)を登録します
FFFTPを使ってアップロードします

4 FFFTPに新しくホスト(サーバ)を登録します

FFFTPを起動して、IIJに接続する

スタートメニューに登録した場合は、スタートメニューから、ショートカットアイコンをデスクトップに作った場合は、ショートカットアイコンから、FFFTPを起動します。

最初にFFFTPが起動するとき、メールアドレスの登録画面が表示される場合があります。これは、「anonymous FTP」というFTPの仕組みのひとつを利用するときに必要な情報をここで設定します。普段使っているメールアドレスを入力してください。

FTPでは、サーバに接続するとき、ユーザ名とパスワードを入力して、サーバ側に審査されて、許可される(ログインする)ようになっています。この点が、原則的にはだれでもアクセスできるホームページ(http)と大きく違っています。

このときのユーザ名とパスワードはFTPサーバ側で管理しています。したがって、サーバ側に登録されていなければ、ログインすることはできず、FTPソフトを使って、ファイルをアップ/ダウンロードすることができません。

通常、このとき使われるユーザ名とパスワードは、プロバイダに電話回線を使って接続するときに使うユーザ名とパスワードがそのまま使えるようになっています。しかし、インターネットに接続するときのプロバイダとは別のところのサーバにFTPを使って接続するといった場合には、両者は異なっているのが普通です。このことはあとでFFFTPを設定するときに関係してきます。

さて、FTPではユーザ名とパスワードが必要なのが原則ですが、だれかれかまわずファイルをダウンロードできるサーバがインターネット内にはあります。それが「anonymous FTP」です。「anonymous」とは「匿名」のことで、名前を名のることなく、FTPサーバに接続し、(通常は)ファイルをダウンロードできるようになっています。このanonymous FTPは、広くソフトウェアやデータを公開したいときに利用されるもので、大学や大手プロバイダにこうした形でのFTPサーバが公開されています。anonymous FTPでは、ユーザ名を「anonymous」とし、パスワードを「メールアドレス」とする約束事になっています。先に入力したメールアドレスはそのときに使われます。

FFFTPは起動するとき、接続する相手を指定するようになっています。ちょうどWebブラウザで「http://www.hyperdyne.co.jp/」のようなURLを指定してアクセスするように、接続するサーバ(ホスト)を指定します。「ホスト一覧」から相手を指定しますが、FFFTPでは「プロバイダ」と「大学」があらかじめ登録してあります。「プロバイダ」には、「IIJ」「BIGLOBE」「Ring server」の3つが、「大学」には「ftp.kuis.kyoto-u.ac.jp」(京都大学)、「ftp.u-tokyo.ac.jp」(東京大学)、「ftp.tohoku.ac.jp」(東北大学)の3つが登録してあります。いずれも「anonymous FTP」サーバとして有名なところで、だれでも接続することができます。

ここでは、プロバイダの「IIJ」に接続してみましょう。「IIJ」をダブルクリックしてみてください。「ホスト一覧」ダイアログボックスが閉じられ、FFFTP本体がよく見えるようになるはずです。

FFFTPは、左右に分かれ、それぞれアイコンが見えるようになっています。左側が自分のマシンの中のものです。たぶん、「FFFTP.exe」以下、FFFTP関連のファイルが見えるはずです。右側が接続したサーバ側の画面で、接続がうまくいくと、ここにIIJのサーバの中のファイルが見えるはずです。一番下の灰色の部分は、サーバとFFFTPがやりとりしている過程が表示される場所です。

IIJのサーバにうまく接続できましたか? 接続できたら、「接続」メニューから「切断」を選びます。接続が終わります。FFFTPは、インストールしただけで、とくに設定しなくても接続できるようになっているはずですが、うまくいかなかった場合には、なにかネットワーク上の問題が発生しています。まず、2つの点を確認してください。

1つは、「ホスト一覧」で「IIJ」をクリックして選び、「設定変更」ボタンをクリックします。「ホストの設定」ダイアログボックスが表示されたら、「ダイヤルアップ」タブをクリックします。ここでは、ダイヤルアップして接続するときに利用する接続先が設定されているはずです。間違っていないかどうか確認しましょう。Webブラウザ側にも同じような設定があるはずで、それと同じものにしておきます。

WebブラウザとFFFTPのようなFTPソフトは同時に使うことができます。Webブラウザを起動して、いったん接続したら、FFFTPを起動して、そのままFTPサーバにアクセスして、アップ/ダウンロードすることもできます。Webブラウザを終了して、いったん切断し、あらためて接続してから、FFFTPを起動するといった必要はありません。逆に、プロバイダへの接続だけ行ない、Webブラウザを起動させないで、FFFTPだけ起動させることももちろんできます。つまり、「Webブラウザを起動してホームページにアクセスする」という行為と「FTPソフトを使ってFTPサーバにアクセスする」という2つの行為は、接続さえしていれば、とくに関係はありません。AというホームページにWebブラウザでアクセスしながら、BというFTPサーバにアクセスすることができます。これはまさしく同時にでき、FTPソフトでアップ/ダウンロードしながら、ホームページを見ることができます。また。2つのFTPソフトを起動して、同時に別々のサーバとアップ/ダウンロードすることもできます。(ただし、けっしてこのようなことをお勧めするものではありません。電話回線のように接続するパイプが細い環境では、ふたつの行為を同時に行なうといい結果をもたらしません)。

接続の上で、もう1つ注意して欲しいのは、もし企業のLAN内からアクセスからでしたら、ファイアウォールなどの関係から、FTPソフト側でパッシブモードの設定をする必要があることです。

FTPでのやりとりは、まずFTPクライアント側からFTPサーバ側に接続の要求を出し、それに応えてFTPサーバ側から、実際にどの経路(ポート番号)でデータをやりとりするかが指示され、その経路が使われて、やりとりされます。そのとき、途中にファイアウォール(とルータのフィルタリングによって塞がれている場合もあります)などがあると、FTPサーバ側からの経路の指示が帰ってこれなくて、そのまま停止してしまうことになります。FTPサーバにログインはできても、ファイルの一覧が出てこないで、そのまま立ち往生したというときは、たいがいパッシブモードの設定が原因です。

パッシブ(受動的な)モードというのは、どの経路を使うかを、FTPサーバ側でなく、FTPクライアント側が決定するモードのことで、FTPサーバが受動的に動作するモードのことです。

FFFTPを終了する

FFFTPを終了するには、「接続」メニューから「切断」を選びます。

FTPサーバとの切断が確認できたら、「接続」メニューから「終了」を選べば、FFFTPが終了します。

FFFTPに新しくホスト(サーバ)を追加する

では、あなたがホームページを作るサーバ(ホスト)を追加して接続できるようにしてみましょう。まず、FFFTPを起動して、「ホスト一覧」ダイアログボックスを表示させます。どこかのサーバに接続した状態では、いくつかのボタンがグレー表示になって使えない状態になっています。

「新規ホスト」ボタンをクリックします。「ホストの設定」ダイアログボックスが表示されます。

「基本」タブでは、サーバ(ホスト)の基本的な設定をします。「ホストの設定名」は、FFFTPの「ホスト一覧」で区別するための名前です。適当な名前でかまいません。たとえば接続先がハイパーダイン内のFTPサーバなら「ハイパーダイン」とでも入力します。「ホスト名(アドレス)」は重要な設定項目です。ここでは、「ホスト名」か、そのホストのIPアドレスのどちらかを設定します。ハイパーダイン内のFTPサーバなら、管理者から指示されたホスト名か、そのIPアドレスを入力します。たとえば、「ftp.hyperdyne.co.jp」とか、「210.160.79.99」といったIPアドレスを入力します(ただし、この設定はあくまでサンプルです)。

「ユーザ名」と「パスワード」も、指示されたものを入力します。たとえば、ユーザ名「oohashi」、パスワード「nanntoka」といった具合です。ユーザ名、パスワードとも、通常は大文字と小文字が区別されます。「ローカルの初期フォルダ」「ホストの初期フォルダ」は設定する必要はありません。「最後にアクセスしたフォルダを次回の初期フォルダとする」もチェックする必要はありません。また、「anonymous」もチェックしてはいけません。これは、先のanonymous FTPサーバに接続するときのためのチェックボックスです。

「拡張」タブに関しては、通常は設定する必要はありません。社内LAN側からのアクセスでは、先のパッシブモードをチェックしたり、ポート番号(先の経路)を変更する必要があるかもしれません。

「文字コード」タブも設定する必要はありません。「ホストの漢字コード」は「無変換(SHIFT-JIS」のままにし、「ファイル名の漢字コード」も「SHIFT-JIS」のままにします。「漢字コード」とは、文字コードのことで、使っているマシンのOSによって標準の文字コードが違います。日本語のWindowsでは、シフトJISが標準ですが、インターネットのサーバとしてよく利用されているUNIXではEUCが標準の文字コードです。

ただし、Webブラウザからのアクセでは、Webブラウザ側がデータの文字コードを自動的に判別して表示するようになっていますから、特別、変換する必要はありません。

「ファイル名の漢字コード」は、「なんとか.txt」のように日本語のファイル名を付けたときでも、相手のサーバOSに応じて変換してくれる機能ですが、日本語のファイル名は絶対に使ってはいけません。ファイル名はかならず小文字の英文字か数字で、拡張子を付けたものにします。記号に関しても、使える記号もありますが、なれないうちはなるべく使わないようにしてください。

ファイル名として使えるものは、

  • a〜zまでの英小文字
  • 1〜0までの数字

ぐらいだと思ったほうが安全です。

「ダイヤルアップ」タブでは、プロバイダとの接続のための設定です。

「高度」は文字どおり高度な設定です。設定する必要はありません。

以上で、FFFTPの設定は終了です。「OK」ボタンをクリックして設定を終了します。設定した名前でアイコンが作られているはずです。そのアイコンをダブルクリックしてください。設定した接続先に接続し、ログインでき、右側のフレームにファイルがアイコンとして見えれば、設定は成功しています。

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