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 NATの導入 その2
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 9 NT+IISにperlの導入
ActivePerlとは NTのInternet Information Server(IIS)だけでも、ホームページを作って公開することはじゅうぶんできます。しかし、現在のインターネットの各サイトが行なっているようなインタラクティブでアクティブなホームページも魅力的です。ここでは、CGIを使ったホームページ作りのための設定について説明します。

CGIとは、Common Gateway Interfaceの略で、わかりやすく言えばWeb上で動的にコンテンツを制作する仕組みの一種です。CGIを実現する方法にはさまざまなものがあります。実行形式のプログラムで実現する方法、Webサーバ自体がサポートしている実行環境を利用する方法、Perlというプログラムとそのスクリプトで実現する方法などです。

実行形式のプログラムとは、たとえばWindows95/98やNTでは、「.EXE」や「.DLL」になっているもので、アクセスカウンタの一種には「xxxxxx.exe」というプログラム形式になっているものもあります。Webサーバがサポートしている実行環境としては、マイクロソフト社が提供しているものにActive Server Pagesがあります。

最後のPerlを利用する方法がCGIとしてはもっとも一般的で、フリーのスクリプトもインターネットのサイトでたくさん見つけることができます。またスクリプトは、テキストファイルなので、修正しやすく、ソースファイルをコンパイルするといったようなめんどうもありません。しかし、Perlそのものがなければ、意味がありません。

PerlはUNIX上で動作するプログラムですが、Windows95/98やNTで動作するように移植されています。それが、ActivePerlです。

(この部分追加 ここでは、Build513を取り上げていますが、この後、さらにバージョンアップが繰り返されています。1999年4月30日現在でBuild515に、1999年6月1日現在でBuild517になっています。確認はしてありませんが、Build513と515では一部インストールの仕方が変更されているようで、文中のAUTOEXEC.BATファイルへの変更が、「コントロールパネル」-「システム」-「起動」の中に記述されるようになっていて、再起動の必要がなくなっているようです。

また、インストールするマシンのIISのバージョンによってインストール状況が異なっているようです。また、IIS 3.0と4.0では、スクリプトの関連付けが変更されています。IIS 3.0の場合、レジストリエディタで、たとえば「.cgi」を「c:\perl\bin\perl.exe」と関連付けていましたが、IIS 4.0がインストールされるとIISの管理コンソールから「マッピング」するようになっています。このマッピングのとき、perl for win32のときと同じように、perl.exeといっしょに「%s %s」を入力してください。

従来のPerl for win32も同サイトからダウンロードすることができます。うまくいかないときは、関連情報が多いPerl for win32で挑戦してみましょう。

http://www.activestate.com/pw32/

(もう少し追加 ActivePerlでは、関連ファイルやライブラリファイルなど、スクリプトの実行に必要なファイルをドライブからフルパスで指定する必要があるようです。Perl for Win32のときでも原則的に必要でしたが、「相対指定でも実行できた」という声が聞かれました。筆者は、確認していません。)

ActivePerlのインストール

まず、ActivePerl(Build513)をインターネットのサイトからダウンロードします(http://www.ActiveState.com/)。



「ActivePerl build 513」と書かれているところが、ActivePerlのダウンロードページの入り口です。「March 2, 1999 Built around 5.005_03 Maintenance Trial No. 5, which has a number of bug fixes to the previous public release, 5.005_02. This trial build is for testing purposes only. 」とあるように、「Build 513」は「Trial」バージョンとされています。「Get it now!」をクリックするとダウンロードページが表示されます。

ここでは、少しバージョンは古いのですが、「Build 509」をダウンロードすることにします。「Get ActivePerl 509 (non-trial) NOW!」をクリックします。次の画面が表示されます。

このページからは、Intel CPUのものとDEC製Alpha CPUのものがダウンロードできます。また、パッチ(プログラムのバグを修正するためのもの)やActivePerlのソースファイルもダウンロードできるようになっています。ここでは、Intel製CPU用のActivePerlとそのパッチをダウンロードします。「Complete Intel package(4651 kb) 」欄の「HTTP」か「FTP 1」「FTP 2」の3つの中からひとつを選んでクリックし、ダウンロードします。同じように「Intel patch(2640 kb) 」欄の「HTTP」か「FTP 1」「FTP 2」の3つの中からひとつを選んでクリックし、ダウンロードします。「Intel package」からダウンロードするのは「APi509e.exe」、「Intel patch」からダウンロードするのは「APi509Update.exe」です。

どちらのファイルも自己解凍式になっていますので、ダウンロードしたファイルをダブルクリックするとインストールが始まります。まず、「APi509e. exe」をダブルクリックします。解凍が始まり、解凍が終わると自動的にインストールが始まります。

まず、メッセージが表示されますので、「Next>」ボタンをクリックします。

次にライセンスに関するドキュメントが表示されます。よく読んでから「Yes」ボタンをクリックします。

続いて、インストールに関して簡単な説明が表示されます。ここでは、パスにActivePerlへのパスが追加されること、「.pl」がperl.exeと関連付けされること、「.plx」がIISのISAPI用に関連付けされることが書かれています。よく読んでから「Yes」ボタンをクリックします。

続いて、ActivePerlのインストール先を指定するダイアログボックスが表示されます。標準では、Windowsをインストールしたドライブに「Perl」という名前のディレクトリが作られて、インストールされます。よければ「Next>」ボタンをクリックします。別のディレクトリにインストールしたいときは、「Browse...」ボタンをクリックして、指定します。

続いて、インストールするものを選択するダイアログボックスが表示されます。選択できるのは、「Perl」(Perl本体)と「Perl for ISAPI」(ISAPI用Perl)以外に、「PerlScript」(perlのスクリプト)、「Online Help and Documentation」(ヘルプとドキュメンテーションファイル)、「Example Files」(サンプルファイル)です。とくに問題ないでしょうから、そのまま「Next>」ボタンをクリックします。

続いて、インストールの注意書きで表示された3点について確認があります。パスにActivePerlへのパスが追加されることと「.pl」がperl.exeと関連付けされることがオプションで選べるようになっています。とくに「.pl」への関連付けは、エクスプローラ上のそれとWebサーバ上でのそれを区別して選べるようになっています。とくに問題ないでしょうが、もし「Webサーバからは利用させたくない」などの理由があれば、チェックをはずしておきましょう。

(この部分追加 「Webサーバ上からは利用させたくない」とは、「IISやApacheなどのWebサーバでperlのCGIは使わないので、不要だ」と判断したことになります。「エクスプローラ上」でperlを使うとは、インストールしたWindowsNT上でperlを使ってスクリプトを動作させるということを意味しています。perlはかならずしもWebサーバのCGI専用のプログラムではありません。)



続いて、ISAPIに「.plx」を関連付けさせるかどうかを決定するダイアログボックスが表示されます。そのまま「Next>」ボタンをクリックします。

続いて、ActivePerlを登録するメニューのグループを指定するダイアログボックスが表示されます。デフォルトでは「ActivePerl」になっています。そのまま「Next>」ボタンをクリックします。

ここまでで指定したことがまとめて表示されます。そのまま「Next>」ボタンをクリックします。インストールが始まります。

注 IISがインストールされていないと、途中で次のようなメッセージが表示されます。



インストールの最後の段階で、PerlへのパスをAUTOEXEC.BATに書き加えるかどうかを選択するダイアログボックスが表示されます。「Let Setup modify the AUTOEXEC.BAT file」を選ぶとAUTOEXEC.BATにPerlへのパスが追加されます(SET PATH=C:\PERL\BIN;%PATH% )。「Next>」ボタンをクリックします。

インストールが進み、最後にリリースノートを表示するかどうかをたずねてきます。「はい」ボタンをクリックするとWebブラウザが起動して、リリースノートが表示されます。

ActivePerlのインストールがすむとマシンを再起動しなければなりません。すぐに再起動するかどうかたずねてきます。問題なければ「Yes」を選んで「Finish」ボタンをクリックし、マシンを再起動します。

マシンが再起動したら、MS-DOSプロンプトから「Perl -v」と入力してください。Perlからのメッセージが表示されたら、とりあえずのインストールは成功です。

ActivePerlのアップデート

引き続き、先にダウンロードしたアップデートファイルを実行して、ActivePerlをアップデートします。APi509Update.exeをダブルクリックします。MS-DOSプロンプトが起動してアップデートが始まります。


    1 個のファイルをコピーしました。

    Welcome to the ActivePerl -- Build 509 updater.

    This script will update all builds of ActivePerl,
    prior to build 509, to bring them up to date with
    build 509.

    Finding perl...

    Would you like to update the Perl installation in C:\Perl/bin/perl.exe?
    y|n ===>



と表示されたら、アップデートの開始です。「y」キーを入力します。


    Getting Config ... About to perform update. Are you sure you want to continue?
    y|n ===>
「y」キーを入力します。


    Copying files ...
    Moving files ...
    Deleting files ...
    Updating PPM ...
    Moving sitelib ...
    Updating config ...
    Making HTML documents ...

続いて次のメッセージが表示されます。



「OK」ボタンをクリックすると、MS-DOSプロンプトに「Thanks for updating ActivePerl.」というメッセージが表示されます。「続行するときは何かキーを押してください . . .」と表示されたら、なにかキーを押してください。アップデートの完了です。

Perlや実行形式のプログラムを使ったCGIでは、HTMLファイル中にスクリプトやプログラムファイルを含めた記述を書き加えて利用します。WebクライアントがそのHTMLファイルを読み込んだときに、そのスクリプトや実行ファイルが起動して、HTML形式のデータを吐き出し、最終的なHTMLファイルができあがります。こういう仕組みになっているために、固定的なHTML表現ではなく、動的な表現ができるようになっています。
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