|
||||||||||||||
![]()
知りたいときのAT互換機用語集
|
|||||||||||||
|
(英字)
AGP |
■AGPAccelerated Graphics Portの略。グラフィックス描画機能やカーソルの表示機能などを、ハードウェアで行なえるようにしたグラフィックスチップであるグラフィックスアクセラレータと、メインメモリ間の専用バス(データを交換するための経路)の規格のこと。Intel社が96年7月に発表した。AGPでは、オンボードによるグラフィックスアクセラレータの搭載を勧めているが、スロットによる拡張も認めている。■AlphaDEC社が1992年に発表した64bitアーキテクチャのRISCプロセッサアーキテクチャのことをいう。RISCとは命令コードを簡略化することで高速処理を可能にするプロセッサのこと。命令コードの解読には、ひとつの命令の実行が終了すると、次の命令が実行可能な状態で待っているため、プロセッサが命令を待つ必要がなくなるために実行速度が高速化するという、パイプライン方式を採用している。■ANSIAmerican National Standards Instituteの略。アメリカ国家規格協会のこと。工業分野における規格の統一と標準化を行なう目的で設立された米国の民間団体。1928年にASA(American standard institute)としてスタートし、66年の改称を経て69年に現在のANSIとなった。米国に存在する各種団体で規定された規格を審議するのがANSIのおもな目的となっている。日本のJISにあたる。■AppleTalkMacintoshのすべての機種に実装されているネットワーク・ソフトウェアおよびネットワーク・プロトコル。MacintoshとLaserWriterなどのプリンタの接続にも使用されている、Macintosh環境の標準的なネットワークのプロトコルとなっている。最初はLocaltalkケーブルを使う、LocalTalkという規格であったが、現在ではEthernetやPhoneNetなどに拡張され、用途に応じて選択できる。■ATM(Adobe Type Manager)Adobe社が開発したフォントソフトウェア。ディスプレイやPostScriptを搭載していないプリンタで、PostScriptフォントを美しくなめらかな輪郭を持ったアウトラインフォント(ドットの点で構成されたものではなく、輪郭を線分で構成したフォント)で出力するためのもの。MacintoshやWindowsなどのOSにこのATMを組み込むことで、PostScriptフォントを出力させる。印刷物を扱う出版関係のユーザーなどによって利用されている。■ATXIntel社が提唱したIBM PC互換機の新しいマザーボードの形状。シリアルポート、パラレルポートなど外部I/OをATX仕様にした最初のバージョンが「ATX Revision 1.0」として、1995年7月に発表された。305mm×244mmというサイズで、左側に拡張スロットが、右側の奥にインタフェースコネクタが配置されている。最大で3つのPCIスロット、3つのISAスロット、ひとつのPCI/ISA共有スロットの、計7スロットに対応している。■AT互換機IBM PC/ATシリーズの互換機の総称をいう。IBM社が1984年に発表した16bitパーソナルコンピュータがPC/ATで、ATはAdvanced Technologyの略。それまでに発表されていたIBM PC、PC/XTを発展させ、80286CPUを搭載し、拡張スロットを16bitに拡張した。IBM PC/ATの拡張バスであるATバスを標準規格化したバスはISAバスと呼ばれ、現在も引き継がれており、このため現在のIBM PC互換機をAT互換機と呼ぶ。■AXArchitecture eXtendedの略。IBM PC/AT互換機に、ハードウェアで日本語表示機能を追加したパソコンの規格のことをいう。1987年にMicrosoft社が提唱したもの。AX用に開発されたビデオアダプタで、漢字表示能力を付加したJEGAボードとAX用MS-DOSによって日本語を表示することが可能。PC-9800シリーズの対抗馬と期待されたAXだが、現在ではDOS/Vへとほぼ完全に移行された。■BASE64バイナリデータを送信する場合に利用されるエンコード(ファイルを圧縮するためにデータを変換したり、パスワードを判読不能にするために記号化すること)方式のひとつ。インターネットメールなどに利用される。元のバイナリデータの6bitを0〜63までの64個の数とし、これらをそれぞれアルファベットのA〜Zの大文字と小文字、数字の0〜9および「+」と「/」の計64文字に対応させることでエンコードする。■BIOSBasic Input Output Systemの略。パソコンに接続されている周辺デバイスをコントロールするプログラム群のことをいう。キーボード、フロッピーディスク、モニタ、プリンタといったハードウェアを制御する、基本動作命令を集めたプログラム群という機能を持つ。IBM PCとその互換機では、マザーボード上のROMに記録されている。マシンのパフォーマンスにとって重要なものだ。■bitBitnary Disitを略したもの。コンピュータで扱う最小の情報単位のことをいう。0か1、イエスかノーか、といった二者択一の情報を表わすのに使用する。ほかの情報単位としてByteがある。1byteは8bitのことを指すというのが慣例となっている。■bpsbits per secondの略。データ伝送速度の単位のことで、1秒間に伝送できるバイナリのビット数をいう。数値が高いほどデータ伝送が短時間で済む。モデムやデジタル/アナログ回線の通信速度を示すのに用いられるのが一般的。たとえばISDN通信回線は64Kbit/秒の高速通信が可能だが、これはつまりISDNは64Kbpsでのデータ送信ができるという意味になる。■byteコンピュータにおけるひとつの単位としての情報量の単位で、bitの集まりをいう。通常は、文字コードを格納するのに必要なデータサイズを指す。1byteは8bitとなるため、1byteは2の8乗=256通りの状態を表わすことができることになる。■CardBusPCカード(カード型拡張デバイスのための標準規格)スロットの規格で、1995年4月に提唱されたものをいう。これまで主流だったPCカードではデータ転送速度が遅いため、より高速なデータ転送が可能なものとしてCardBusが考えられた。これまでのPCカードは16bit幅だったが、CardBusは倍の32bit幅を持つ。CardBus用のPCカード製品としては、高速Ethernetカード、ビデオ動画会議システム用カードなどがある。■CCITTConsultative Committee for International Telephony and Telegraphyの略。国際電信電話諮問委員会のこと。1992年12月、CCITTはCCIR(国際無線通信諮問委員会)の一部と統合し、93年3月にITUの下部組織TSS(略称ITU-T)に改組された。■CDCompact Discの略。ソニーとPhilips社の共同規格化による、光ディスクのひとつをいう。音楽用のデジタルデータを記録/再生するために考案された。1982年に音楽用として実用化され、現在は広く一般に普及している。大音量のデータを記録でき、またメディアとして安価かつ小型ということで、コンピュータ用記録メディア用としてCD-ROM、マルチメディア用としてCD-ROM XA、書き換え可能なCD-RWなど、音楽用以外でさまざまに使用されている。■CD-RCD-ROMにデータを記録させるための外部記憶装置。「R」はRecordableの略。CD-Rによるメディアへのデータの書き込みは、基本的に1回に限られ、複数の書き込みはできない。これをWORM(Write Once Read Many)という。ただし、容量を埋めるため複数回に分けて書き込めるシステムもある。メディアへの書き込みは、まず最初に記録するファイルをスキャンし、書き込み準備を行なう。このためCD-R専用のライタソフトウェアが必要となる。■CD-ROMCompact Disc Read Only Memoryの略。音楽用のデジタルデータを記録するために考案/規格化されたCDを使用し、文字や画像などコンピュータ用のデジタルデータ一般を記録し、読み出させるようにした外部メモリをいう。記憶容量は12インチのもので540Mbytesという大容量で、音楽用CDの製造プロセスをそっくり利用でき大量生産も可能なことから、さまざまなデータの供給媒体として利用されている。読み出しにはCD-ROMドライブが必要となる。■CGAColor Graphics Adapterの略。IBM PC用のグラフィックスカードのことで、IBM社が1982年に発表した。グラフィックスカードとはディスプレイ表示を行なうためのデバイスで、拡張カードとして供給されるものをいう。解像度は最大640×200ドットでモノクロ、あるいは320×200ドットで4色というものだった。あまり高性能なものとはいえなかったため、ゲーム向きのグラフィックスカードとしておもに用いられた。■CISCComplex Instruction Set Computerの略。高度な命令セットを装備したプロセッサ、あるいは計算技術をいう。Intel社の80x86やMotorola社の68020/68030/68040といった、現在多くのパソコンで使われているマイクロプロセッサはCISCである。CISC型のプロセッサでは、ひとつの命令のコードで非常に高度な処理を行なえるが、その分プロセッサ内は複雑になり、命令を実行するため、処理実行のために発信される信号が増えてしまう。■CMOSComplementary Metal Oxide Semicon ductorの略。金属酸化物薄膜半導体構造素子(MOS)を使ったICの総称をいう。CMOSのトランジスタは、回路に電流があまり流れないため消費電力が少なく、高速な動作が可能などのメリットがある。スイッチング回路やRAMに使用されている。ただし、スイッチイング時には電流が多く流れるため、高速で動作させれば通常のトランジスタと変わらないだけの電力を消費してしまうことになる。■CPUCentral Processing Unitの略。プログラム命令を解釈し実行する、コンピュータの中央処理装置のことをいう。パーソナルコンピュータでは、中央演算処理ICそのものをCPUと呼ぶ場合と、ディスプレイやキーボード、プリンタ、外部記憶装置などと組み合わせたセットのうち中央演算装置を持つ、いわゆる本体をCPUと呼ぶ場合とがある。■DAT(DDS)Digital Audio Tapeの略。音声をデジタル化して磁気テープに録音再生するシステム、あるいはそのシステムを利用してデータを録音再生するためのメタルテープカセットをいう。DDSはDigital Data Storageの略で、民生用のDATの技術を改良したデータバックアップシステムのことをいう。現在、DDSの記録フォーマット規格のおもなものにDDS、DDS-2、DDS-3、DDS-4とあり、それぞれ最大で2Gbytes/4Gbytes/12Gbytes/24Gbytesが記録可能容量となっている。■DIMMDual In-line Memory Modulesの略。増設メモリモジュールの規格のひとつ。モジュールとは論理的に分離可能なハードウェア/ソフトウェアの部品のこと。DIMMは実装するスペース上で強い制限を受けるような小型サイズ、たとえばサブノート型パソコン用の増設メモリモジュールの規格である。本来統一規格として発表されたが、実際に標準化されているのはDIMMスロットの形状のみ。DIMMスロットとはDIMMを装着するために用意されたソケットのこと。■DirectXWindows環境でグラフィックスの描画を高速化するためのシステムの総称をいう。たとえばゲームやマルチメディア、アニメーションやデジタルビデオなど、リアルタイムにグラフィックス描画を行なったり、音声再生を行なったりするアプリケーションでデータ処理を行なうとマシンへの負担が大きすぎる。そこで、できるだけ負担を少なくし、ハードウェアデバイスの技能を生かしたアプリケーションのために設計されたのがDirectXである。■DMADirect Memory Accessの略。システムのCPUを関与させることのないメモリアクセスのことで、CPUから独立した入出力装置を持つものをいう。システムのメモリとデバイスとの直接的なデータ転送を行なう方法のこと。DMAでデータのやりとりを行なうには、DMA制御を行なう専用のハードウェアを用意する必要がある。■DOS/V1990年10月にリリースされたIBM DOS J4.0/V以降のIBM DOS/V、MS-DOS/Vの通称で、漢字イメージのデータROMなどのハードウェアを必要としない、ソフトウェアだけで日本語表示(漢字表示)を可能にしたDOSシステムのこと。日本語フォントスタイルと$DISP.SYSと$FONT.SYSという日本語ディスプレイドライバを持っていた。IBM PC/AT互換機での日本語使用環境を可能にしたため、そのあとDOS/Vは大きく普及した。■DRAMDynamic RAMの略。コンデンサを含む集積回路にデータを記憶させるタイプのRAMのこと。コンデンサは自己放電動作によって電荷を失い、そしてデータを失うので、そのため常に完全に放電してしまう前にコンデンサを再充電しデータを更新する必要がある。これをリフレッシュという。高速動作が期待できない、消費電力が大きい、といった欠点はあるが、大容量化に向き、また比較的安価ということもあって、メインメモリに汎用のDRAMが用いられる。■DSPDigital Signal Processorの略。高速データ処理用に設計された集積回路のこと。アナログ信号をデジタル信号に変換し、算術演算を行なうことで目的とする処理を行なう、デジタル信号処理に最適なプロセッサがDSP。DSPは、PCM録音/再生やモデムでの変調/復調など、アナログからデジタル(またはその逆)に利用されることが多く、動作内容は単純だが高速性を要求されるデータ処理に用いられる。DSPはプログラムによってデータ処理が変更できる。■DVDDigital Video DiscあるいはDigital Versatile Discの略。4.7Gbytes以上の容量を誇る次世代の記憶メディアとして期待されるCDの発展形のこと。1995年9月15日にソニーやパイオニアといった大手各企業が規格の基本合意を行なった。現在ではDVDプレーヤーと映画を始めとしたDVDソフトが発売されている。DVDの目的別種類としてD-A:DVD-Audio、D-B:DVD−Video、D-C:DVD-ROM、D-D:DVD-Write-Once(DVD-R)、D-E:DVD-Rewritableがある。■ECCメモリError Check and Correctメモリのこと。たんにメモリエラーの検出を行なうだけでなく、エラーが発生した場所を特定し、これを正しい値に訂正することが可能なメモリをいう。ECCメモリは、エラー訂正用チェックビットを持たせることで、エラーの検出と訂正を行ない正しいデータに修復する。通常のメモリに比較してコストが高くつくが、障害に対する耐久度が高まるため、サーバなど信頼性が求められるシステムなどで使用されている。■EDO DRAMExtended Data Out Dynamic Random Access Memoryの略。データを出力するタイミングを改善したことで、読み出しの連続転送速度を向上させたDRAM(コンデンサを含む集積回路にデータを記憶させるタイプのメモリ)のことをいう。データ出力端子の手前にデータ保持回路を追加し、DRAMからの読み出しと外部バスからの読み出しをオーバーラップさせてサイクルタイムを短縮するというもの。■EISAExtended Industry Standard Architectureの略。Hewlett-Packard、Epson、OlivettiといったIBM PC互換機の有力メーカー9社が集まって1988年に策定したバス規格のこと。IBM社がATバスの後継として開発したMCAに対抗したもの。IBM PC/ATの拡張バスであるISAバス(ATバス)との互換性を維持しつつ、性能と機能を向上させているのが特徴。32ビットのデータバスを持ち、ISAカードも装着できる。あまり普及しなかったが、サーバ用マシンで使われることがある。■EthernetXerox社のPalo Alto Research Center(PARC)によって発明されたローカルエリア・ネットワークの媒体。伝送速度は3Mbpsであったが、Ethernet 2.0の仕様で10Mbpsとなり、その後、IEEE802.3として規格が決められた。ネットワークの各ノードは、10BASE-5、細い同軸ケーブルを使う10BASE-2、ツイストペアケーブルを使う10BASE-Tの3種類のケーブルで接続される。ケーブル上を流れる信号はどの種類でも同一で、ケーブルを組み合わせて使うことも可能である。■FAQFrequently Asked Questionの略。「よく問われる質問」「絶えず訊ねられること」といった意味を持ち、パソコン通信のユーザーやインターネットのニュースグループ、Web、メーカーのユーザーサポートなどでよく繰り返される質問をまとめ、解答をまとめたもの。■FATFile Allocation Tablesの略。MS-DOSのハードディスクに格納されているデータや、フロッピーディスク内のファイルを管理する領域のことをいう。ディスクの管理は1024bytes(=1クラスタ)単位で行なわれる。クラスタのディスク上の物理的な位置は常に連続しているわけではないため、FATによってそれらのクラスタをひとつのファイルとして構成していることを管理する仕組みとなっている。■HTMLHyper Text Markup Languageの略。ハイパーテキストを作成するための記述言語のこと。「タグ」と呼ばれる記号をテキストドキュメントに埋め込む(マークアップ)することで、テキストに画像などを埋め込んで表示させるなど、そのドキュメントの構造を記述する言語をいう。WWWページはHTMLで書かれている。WWWページのファイル形式は.html(.htm)という拡張子を用いて保存されており、WWWブラウザはHTML形式のファイルを読み込むツールである。■I/Oアドレス「I/O」とはinput/outputの略で、入力と出力という、コンピュータの特徴のうちのふたつのこと(もうひとつは処理)。外部記憶装置からCPUに向かうデータの流れが入力、その逆の流れが出力となる。I/Oアドレスとは、I/O空間において特定のポートを示すときに使われるアドレスのこと。Intel社が開発したマイクロプロセッサのシリーズであるx86のCPUの場合、I/Oアドレスは16bit幅となっている。■I/OポートCPUとデバイスの間でデータをやり取りしたり、デバイスの動作状態をCPUが読み取るためのポートをいう。IBM PC互換機では、メモリ空間とは別にI/O空間が設けられており、各種のI/Oポートがこの空間に割り当てられる。CPUはI/O空間に対してアドレスを指定することで、目的のI/Oポートにアクセスする。I/O空間は64Kbytes分あり、それぞれの空間は別の役割を与えられている。■IDEIntegrated Drive Electronicsの略。ハードディスクインタフェースのひとつ。IBM PC互換機で広く使用されている。ISAバスにバッファ(処理の早い装置と遅い装置の間に置き、速い装置のデータを一時保管する装置)を介してハードディスクを直結するという簡単な回路で構成されている。IDEの規格を拡張したEnhanced IDEは、データ転送速度、接続デバイス数といった面でIDEから向上しており、現在の主流となっている。■IEEE1394IEEE1394はP1394と呼ばれるシリアルSCSIの規格のこと。デバイス間で最高400Mbpsから、将来的には1.6Gbpsの速度でデータ転送が可能となる。また、オーディオ機器、ビデオ機器、電子楽器など、データの異なる機器の放射状の接続から、1本のケーブルの順次接続だけで同じ機能を実現できるようになる。現在、デジタルビデオカメラの「DV端子」(カメラ同士でデジタル映像や音声データを転送する端子)がIEEE1394規格に準拠し、実用化されている。■InternetTCP/IPを共通プロトコルとする、世界中のコンピュータを相互接続するインターネットワークの総称。電子メール、FTP、Telnet、ネットニュース、そしてWWWといったネットワークサービスを利用できる。1969年に米国国防総省の高等研究計画局(ARPA)が導入したARPAnetと呼ばれるネットワークが前身となり、コンピュータ研究者を中心に理工系の学生・研究者が利用していたものが、おもにWWWを中心にして一般ユーザーへと広まった。■IrDAInfraRed Data Associationの略。赤外線によるデータ通信に関する業界団体のことをいう。IrDAを利用した通信方式には、赤外線通信装置がデータ通信を行なう前に情報を交換し合い、最適な通信速度や一度に送受するデータ量などを調整する。デスクトップとサブノートを接続してデータを共有したり、パソコンやPDAに内蔵したデータを転送したりする場合に用いられる。現在サブノートパソコンの多くにIrDAポートが内蔵されている。■IRQInterrupt ReQuestの略。割り込み信号のこと。MS-DOSやWindowsにおいて、プリンタやキーボードといった周辺デバイスがCPUに対し、データの送受信といったイベントの発生を知らせて、その処理を要求するときに使われるもの。IBM PC互換機ではIRQ 0からIRQ15までの16チャネルのIRQが用意されている。拡張カード(標準では持っていない機能を実行させるためのカード型回路)で利用できるのはIRQ 0、1、2、8、13以外となっている。■ISAIndustry Standard Architectureの略。IBM PC/ATの拡張バスであるATバスをIEEEが標準規格化したバスのことをいう。ISAバスは24bit幅のアドレスバスと16bit幅のデータバス、そして7本のDMA要求信号と11本の割り込み要求信号を備えている。バスクロックは8.33MHzが標準。ISAは、現在のIBM PC互換機の世界は標準的な拡張バスだが、次世代のPC規格であるPC98では使用禁止となっている。■ISDNIntegrated Services Digital Networkの略。「総合デジタル通信網」と訳される通信サービス体系の総称。電話、ファクシミリ、コンピュータ通信などをデジタル回線で流通させる通信網のこと。64Kbps/秒が基本速度となる。日本ではNTTが1988年より「INS64」という名称でサービスを開始している。INS64は通話モード、デジタル通信モード、パケット通信モードの3種類の通信モードを持ち、扱う情報や通信機器に応じて使い分けることができる。■ITUInternational Telecommunications Unionの略。国際電気通信連合のことをいう。1932年にこれまでの万国電信連合を再組織して発足し、47年からは国際連合の下部組織となった、電気通信に関する標準を制定する国際機関。150以上の加盟国により構成され、電気通信標準化(ITU-T)、無線通信(ITU-R)、開発(ITU-D)の3つのセクタに区分されている。ジュネーブに本部を置く。■JATEJapan Approvals Institute for Telecom munications Equipmentの略。財団法人電気通信端末機器審査協会のことをいう。電気通信回線に接続する端末機器の適合認定業務を行なう財団法人のこと。電話機、携帯電話、モデム、TA、交換機など、電話回線につなぐ機器の検査と認定を行なう団体。JATEの認定を受けていない機器、たとえば海外輸入製品などは接続できないことになっている。■JavaSun Microsystems社が開発したオブジェクト指向プログラミング言語。Javaで開発された実行プログラム(Java Applet)はCPUやOSに依存しない中間言語形式になっており、Java Appletを解釈して実行するJavaバーチャルマシンが用意されていれば、どのようなプラットフォームでもアプリケーションを実行できる。そのため、WinTel(WindowsとIntel)による圧倒的な市場支配力から逃れて、オープンなコンピュータ環境を実現できるのではないかと期待されている。■jazドライブIomega社のリムーバブルメディア製品。3.5インチというサイズで1Gbytesという大容量メディアを使用する外部記憶装置であるjazは、原理的にはハードディスクと同じ構造を用いており、リムーバブル・ハードディスク、あるいはハードディスクのバックアップ用ストレージとして利用できる。データの書き込み/読み取りの速度はかなりの高速が実現されている。メディアが若干高価なのが難点。■JEIDAJapanese Electronic Industry Develop ment Associationの略。社団法人日本電子工業振興協会のことをいう。1958年3月に組織され、4月に社団法人として設立が許可された団体。「電子工業に関する技術の向上、生産の合理化、利用の高度化ならびに普及の促進などにより、電子工業の振興を図り、情報化の推進に貢献する」ことを目的とする。米国の標準化団体PCMCIAと共同してICカードの国際規格を制定している。■LANLocal Area Networkの略。同一場所や同一の建物といった狭い範囲内に置いているコンピュータ同士を、Ethernetなどのデータ転送能力を持つ方法で接続したネットワークのこと。LANには1本のバスに全末端を接続させたバス型、HUBという集線装置によってスター状に接続したスター型、伝送路が閉鎖したリング型がある。LANによってファイル共有、プリンタ共有、電子メール、グループウェアなどが実現する。■MIDIMusical Instrument Digital Interfaceの略。ミュージックシンセサイザー、デジタル楽器、コンピュータを接続するためのシリアルインタフェースの国際規約、あるいは接続のためのプロトコルをいう。音程や音の強さ、音の長さ、音色などをデータとしてやりとりするためのもの。接続には5ピンDINコネクタのMIDIケーブルが使用され、31.25Kbpsの速度でデータが転送される。■MIPSMillion Instructions Per Secondの略。プロセッサの処理速度を表わす単位のことをいう。1秒間に行なわれる命令の回数を100万単位で表わすもの。1MIPSのプロセッサは1秒間に100万回命令を実行できる、ということになる。■MMXオーディオやビデオといったマルチメディアデータを高速に処理するための新技術。1997年1月にIntel社が発表したPentiumプロセッサに、この技術が盛り込まれた。MMX Pentiumでは、従来のPentiumに比べ、たとえばキャッシュが2倍の32Kbytesになるなどの向上が見られる。ひとつの命令で複数のデータ処理を行なうというのがこの技術の基本。Pentium ProをベースにMMX命令処理機能を追加し、また1次キャッシュメモリの増加などの改良を行なったPentiumIIが97年5月に発表された。■MNPMicrocom Networking Protocolの略。Microcom社が策定したモデム規格のことをいう。モデムによるデータ転送、エラー検出/訂正、データ圧縮の各プロトコルを規定している。MNP規格はITU規格のように独立したものではなく、Microcom社の独自規格となる。現在では使用されていないエラー訂正プロトコル(MNP1)、データが正しく送受信されたことを確認するためのプロトコル(MNP2)といったように、規定されたプロトコルは10のクラスに分かれている。■MOMagneto Opticの略。読み書きが可能な大容量リムーバブル光磁気ディスクのことをいう。ディスクを1回転させてデータを消去し、次の1回転で新たなデータを書き込み、書き込んだ内容をベリファイ(正確さの確認)するためにもう1回転するという行程を経るため、書き込みに速さが欠ける。しかし現在ではDOW方式と呼ばれる、消去と書き込みを同時に行なう技術が開発され、従来の書き込み速度を約30%高速化することができるようになった。■MPEGデジタル動画を圧縮/伸張する技術、あるいはデジタル動画そのもの。ISOの下部組織にあたる標準化団体の名称もMPEG(Moving Picture Experts Group)と呼ばれる。MPEGでは画像内での物体の動く方向を予測し、そのベクトルだけを保存するなどしてデータを圧縮する方法を採用している。放送メディア、とくに多チャンネル衛星デジタルTVの映像や、「ビデオ・オン・デマンド」などにも圧縮/伸張技術が利用されている。■MS-DOSMicroSoft Disk Operating Systemの略。Microsoft社開発の8088/80x86系CPU用のOSのこと。1981年にVer.1.0が発表された。プログラムの実行、ファイル管理といった動作を監督する。直接アクセスできるユーザーメモリは640Kbytes、ファイル名は8文字+拡張子3文字といった制限がある。たとえばMS-DOS 6.2Vは英語版MS-DOS 5.0をグレードアップし、日本語機能を付け加えたもの。コマンドは英語で入れるが、メニューやメッセージは日本語で表示できる。■NCthe Network Computerの略。Oracle社の会長兼CEOであるLawrence J. Ellison氏が提唱した。ユーザーが操作するコンピュータ(NC)の機能を簡略化して価格を下げ、アプリケーションやデータは基本的にネットワークでつながっているホスト側に置く。コンピュータを1人1台あるいは各家庭に1台というように広く普及させることを目指す。OSとしてはJavaOSが有力視されている。■NE2000互換Ethernetに接続するためのさまざまなカードのうち、Novell社の純正ネットワークカードNE2000に対して、ハードウェア的およびソフトウェア的に互換性があるネットワークカードのこと。純正NE2000カードはNovellの関連会社Eagle Technology社から販売されていたが、現在ではARTISOFT社から販売されている。NE2000互換製品は市場に数多く出回っており、入手が容易である。■NetBEUINetBIOS Extended User Interfaceの略。MS-DOSなどでも広く使われてきた、標準的なトランスポート層プロトコルであり、NetBIOSインタフェースを備えたネットワーク層/トランスポート層プロトコルのこと。ネットワークとネットワークを接続するルータを越えてデータをやりとりできないため、小規模なLANでの使用に向いている。■NetBIOSMS-DOS、OS/2、UNIXの一部のバージョンにおいて、LAN上のアプリケーションが使用する、トランスポート層インタフェース。各ノード間のセッションを行なうためのネットワークサービスを要求するときなどに使用する。もともとはNetBEUIのためのものだったが、現在ではTCP/IPやIPX(NetWare)といったプロトコル上にもNetBIOSインタフェースは用意されており、トランスポート層が同じであればこれらの間で通信できる。■NetPCビジネスユースを重視したクライアント向けネットワーク・パソコンのコンセプト。最初にMicrosoft社により提唱され、ハードウェアメーカー数社がこのコンセプトを元に製品を開発している。ネットワーク管理者の負担を極端に増やすことなく、ユーザーの負担は最大限まで軽くすることがおもな目的となっている。そこで、サーバに管理ソフトウェアを置き、ネットワーク上のパソコンを管理させ、クライアントのコストと手間の低減を実現しようとする。■NTFSNew Technology File Systemの略。Windows NTで新たに導入されたファイルシステムのことをいう。NTFSはFATに比べて、大容量のハードディスクへの対応、高速なファイルアクセス、きめ細かいセキュリティ管理、ファイルの圧縮をサポートするといったメリットを持っている。■OADGOpen Architecture Developer's Groupの略。PCオープンアーキテクチャ推進協議会のことをいう。世界で標準となっているIBM PC/ATの技術を基礎として、DOS/Vに代表されるようなパソコンのソフトウェアの共通利用基盤を確立するなど、ソフトウェアの共通アーキテクチャの実現と拡張およびその普及のため活動を行なっている。1991年3月、日本IBMを中心に結成された。■OS/2IBM社が提供する高性能なパソコン用OS。もともとはMS-DOSの後継OSとしてIBM社とMicrosoft社が共同開発していたが、両社の対立によって、現在はIBM社が単独で開発を行なっている。現在では、32bit動作に対応し、完全GUIマルチタスクを実現した「OS/2 Warp」がリリースされている。ファイル管理にはFATか、OS2独自のHPFSを採用している。HPFSはWindows NT 3.51までは対応していたが、NT4.0では対応外となり、読み書きができなくなった。■OverDriveプロセッサユーザーがパソコンをアップグレードするために、あとから追加するプロセッサ。Pentium OverDriveプロセッサと呼ばれるIntel社の製品などを指す。ユーザーが簡単に装着し、使用できるような機能が組み込んであり、なおかつIntel社の保証対象である。このプロセッサによって内部処理速度を2倍〜2.5倍に引き上げることができる。CPUがOverDriveプロセッサ対応ソケットに装着されており、OverDriveプロセッサが装着可能な設計のデスクトップであることが、OverDriveプロセッサ装着の条件となっている。■P55C1997年1月にIntel社によって発表された新しいPentiumプロセッサの、開発時のコードネームのこと。正式名称は「Pentium Processor with MMX Techno logy」といい、日本では「MMXテクノロジPentiumプロセッサ」という。従来のPentiumにMMXテクノロジーを搭載し、1次キャッシュを32Kbytesと倍増させ、10%〜20%の高速化を実現したものをいう。内部クロックは133MHz/ 166MHz/200MHz/233MHzのものがリリースされている。■PCIPeripheral Component Interconnectの略。Intel社を中心としたPCI Special Interest Groupにより制定されたバスインタフェース規格のこと。1993年3月にPCI Local Bus Specification Ver.2.0が発表された。高速なデータ伝送、簡単な設定を実現した規格であり、IBM PC互換機を始め、PC-9800シリーズ、Macintoshなどさまざまなコンピュータに搭載されている。■PCMCIAPersonal Computer Memory Card International Associationの略。パソコン用メモリカードの標準化を行なうために組織された米国の標準化団体のこと。いくつかの標準規格案を策定したあと、日本のJEIDAと「PCカード」規格を策定し、1990年にメモリカードの規格としてPCMCIAリリース1.0/JEIDA Ver.4.0を発表した。91年にはPCMCIAリリース2.0/JEIDA Ver.4.1が発表され、モデムやハードディスクなどのカード化を進める役割を果たした。■PCM音源「PCM」はPulse Coded Modulationの略。PCMはアナログ音、おもに音声信号をデジタルサンプリングして記録する方法をいう。この方法を用いると、リアルな音の再現が可能となる。1秒間のアナログ信号のデジタル化回数をサンプリングレートといい、デジタル化するときのbit数を量子化bit数という。サンプリングレートが高く、量子化bit数が大きいほど、音源の音質はよりよくなり、リアルな再現が可能になる。■PCカードパソコンのカードスロットに装着して、機能を付加する周辺装置のこと。モデム、LAN、SCSI、ハードディスクなどがある。薄いTYPE I、その2倍のTYPE II、さらに厚いTYPE IIIと、カードの厚さによってタイプに違いがある。日本の電子工業規格団体(JEIDA)と米国のPCMCIAが共同作成し、PCMCIA Ver.1.0/JEIDA Ver.4規格を制定した。両者の規格をPCカードとして統合して現在に至る。最近のほとんどのサブノートパソコンにカードスロットが用意されている。■PC互換機IBM PC、あるいはIBM PC/XTやIBM PC/ATといったIBM社製のパソコンと同じプログラムを実行できるコンピュータのこと。IBM PCは1981年8月にIBM社が発表したパソコンで、Intel製16bit CPUの8088を搭載し、メインメモリ16Kbytes、5インチ1DのFDをオプションで搭載したもの。IBM PCと同等のシステムを開発したのがPC互換機の始まりとなる。ただし、現在のOS(Windows 95以降)はオリジナルのIBM PCやPC/XT、PC/ATでは動作しない場合もある。■PDAPersonal Digital Assistantsの略。メモ帳、スケジュール帳、住所録などの機能を持つ、個人用の携帯情報端末のこと。一般的にはポケットに収まる程度のサイズで、液晶表示でスタイラスペンによる入力、バッテリ(電池)で駆動するものをいう。シャープの「液晶ザウルス」、Appleの「NEWTON」、またPDA用のOSとしては「Windows CE」が有名。最近ではモバイル通信サービスに対応するため、PHSと一体化したPDAツールも数多く発表されている。■PGAPin Grid Arrayの略。ICチップの下側の面に接続用のピンを突起させて配置した、ICパッケージの一種をいう。ピン数が非常に多いチップに向いた基板上へのチップ実装方式を採用したもの。IBM社やCompaq社は製品にPGA型のマイクロプロセッサを採用した。Intel社の高性能なマイクロプロセッサでは、パッケージ部分にセラミックを使用したセラミックPGA(CPGA)を利用する場合が多い。■PHSPersonal Handyphone Systemの略。簡易型携帯電話のことをいう。ひとつの無線基地からの通信エリアは150m〜500mと狭いため、自動車や電車など、高速移動する乗物での利用はほとんど不可能となるが、PIAFSやαDATAのようなサービスがPHS利用者に提供されているため、32Kbpsの高速データ通信が可能になるという利点がある。現在、NTTパーソナル、DDIポケット、アステルの3グループがサービスを展開している。■PIAFSPHS Internet Access Forum Standardの略で、「ピアフ」と読む。PHSを利用して最高伝送速度32Kbps(実効29Kbps)でのデータ送受信が可能な高速データ通信サービスのこと。1997年4月にPHS関連3社がサービスを開始した。データの転送にはPIAFSプロトコルを使用し、データは基地局からISDN網を通じて端末へと伝送される。PIAFSを利用するには、PIAFS対応PHS電話機、PIAFSデータカード(PHS電話機内蔵型もある)、PIAFS対応TAが必要。■PIMPersonal Information Managerの略。スケジュール、To-Doリスト、備忘録など、個人情報を管理するための機能を集めたソフトウェアのことをいう。システム手帳のようなインタフェースを持つものが多い。製品としてはLotus社のOrganizer、Now Software社のNow Up-to-Dateなどがある。個人情報を保存・管理するだけでなく、作成したスケジュールカレンダーやアドレスブックをWWWで発信する機能を持ったものもある。■Plug and Play(プラグ&プレイ)Intel社とMicrosoft社が提唱する自動環境設定の規格をいう。ユーザーがマニュアル設定をすることなく、システムへの拡張カードなどの追加を可能にするためのデバイスインタフェース規格のこと。Plug&Play規格に準拠したマシンとソフトウェアなら、IRQ、I/Oアドレス、DMAチャネル、メモリアドレスなどの設定を起動時に自動的に設定できるというもの。■POPPost Office Protocolの略。STMPサーバから送られてきた電子メールを、クライアントに代わっていったん受け取り、クライアントがアクセスしてくるまで蓄積できるのがPOPサーバという。クライアントがTCP/IPプロトコルを使ってメールスプール(一時的に別の場所に貯めておかれたもの)の内容を読み出すために使用する、電子メール受信のためのプロトコルをPOPという場合もある。■PostScriptAdobe社が開発したページ記述言語、あるいはこの言語の規則に従って定義されたフォントのこと。PostScript言語を解釈できる出力機ならば、解像度が異なるディスプレイ、レーザープリンタ、タイプセッタでもまったく同じレイアウトを再現できる。そのため、DTPで標準として利用されている。■PS/21987年にIBM社が発表したパソコンシリーズ。ソフトウェアにおいてはIBM PC/ATと互換性を持っている。MCA(Micro Channel Architecture)という、ATバスに比べて転送速度をより高速にしたバスアーキテクチャを実装した。ビデオ回路はVGAを採用し、内蔵ディスケットドライブは3.5インチ720Kbytes/ 1.44Mbytes対応。PS/2シリーズは商業的には失敗し、MCAもほとんど普及しなかったが、PS/2で採用された6ピンミニDINコネクタのキーボードコネクタはPS/2コネクタとしてPC互換機でも広く使われている。■QuickTime1990年にApple社が発表したMacintosh用のデジタルビデオのフォーマットの規格。動画あるいは静止画、音声を一緒に時間軸に基づいて保存できるデータフォーマットのこと。特別なハードウェアを必要とせず、QuickTimeソフトウェアのみで表示が可能なため、CD-ROM作品タイトルやWWWページなどで広く利用されている。Windowsプラットフォーム上でQuickTimeデータを表示・再生することのできるQuickTime for Windowsもリリースされている。■RAIDRedundant Arrays of Inexpensive Disksの略。比較的安価な小型のハードディスクを数台〜数10台並べ、分散させてデータを記録し、並列してアクセスさせることにより、高速、大容量のディスク装置を実現する技術をいう。別々の物理ディスクをひとつの物理ディスクに統合する方法をハードウェアRAID、隣接しないディスク容量を統合してひとつの論理ディスクにする方法をソフトウェアRAIDという。Windows NT Serverでは標準でソフトウェアRAID機能が用意されている。■RAMDACRAM Digital/Analog Converterの略。グラフィックスメモリ上のデジタルデータを、ディスプレイ用に出力できるように、デジタル信号からアナログ信号への変換するデバイスのこと。デジタルボードの描画を高速処理するために採用された。DACは、ディスプレイのピクセルのカラーであるRGBの各信号ごとに必要で、変換するデジタルコードのビット数により種類が分かれる。■RGB色の三原色である赤(Red)・緑(Green)・青(Blue)のこと。この3色を重ね合わせることで、さまざまな色を再現できる。Windowsでは色情報をRGB各8bitの情報として保持している。たとえばR=0、G=0、B=0は黒を表わす。白ならR=255、G=255、B=255となる。この場合、色の組合わせは256の3乗だけの種類があるので、計1,677万7,126種類の色をディスプレイ上で表現できることになる。■RISCReduced Instruction Set Computerの略で「リスク」と読む。命令セットを簡略化することで高速処理を可能にするCPUのこと。CPU内部の命令コードをプログラムコードとして高速化させることができるCPUをいう。RISCの命令セットはCISCに比べ少なく単純で、その分1命令の実行を高速に行なえるようになっている。また、命令の長さが同一なので、パイプライン整合性が高くなり、高速処理が可能になるという仕組みになっている。■SCSISmall Computer System Interfaceの略で「スカジー」と読む。小型コンピュータ用デバイスインタフェースのこと。ハードディスクからCD-ROMドライブのような外部記憶装置、スキャナ、プリンタなど、多様なデバイスに対応している。単純な接続となるIDEとは違い、1個のSCSIポートを介して、コンピュータを含めずに最大7台までの装置を接続できるため、デイジーチェインのような接続方法が可能になる。■SDRAM「S」はSynchronousの略。外部バスインタフェースが一定周期のクロック信号に同期して動作するように改良されたDRAMのことをいう。Intel社のPentiumや486といったCPUとSDRAMのクロックを共通にして、アクセス時のロスを少なくするためにDRAMを改良したもの。なお、DRAMのアクセス速度を向上させたものとしては、SDRAMだけでなく、RDRAMもある。これは外部バスインタフェースにRambusというバスアーキテクチャを採用したもの。■SIMMSingle In-line Memory Moduleの略。メモリボードの形態で、いくつかのメモリチップを小さな基板にまとめて実装したもの。プリント基板の端には外部と信号をやり取りする端子が一列に並んでおり、この端子がカードエッジになっている。この基板にRAMチップを並べたものがSIMM。メインボード上のソケット部に取り付ける。メインメモリ用SIMMでは、現在では72ピンという端子数のものが一般的に使用される。■SMTPSimple Mail Transfer Protocolの略。インターネットで電子メールを送信するためのプロトコルのことをいう。SMTPでメールを送るには、相手先でSMTPあるいはPOPサーバが動いている必要がある。POPと同様に、SMTPコマンド体系は簡単なASCII文字列で、これらの文字によるコマンドをやりとりすることで、メール送信のための通信が行なわれることになる。■SRAMStatic RAMの略。半導体メモリの一形態で、電源が供給されている限り、書き込まれた記憶内容を保存する論理回路(フリップフロップ)をベースにしたものをいう。同じ集積度を持つDRAMに比べて回路が複雑で、その分DRAMの4分の1しか記憶容量を持たない上に高価である。しかし、DRAMよりも高速で、電気消費量も少なくて済むというメリットもある。通常はキャッシュ用に確保されている。■SVGASuper VGAの略。640×480ドット・16色の表示が可能なVGAを超える解像度や、同時表示色数を実現するために開発されたグラフィックス機能のことをいう。1980年後半にPCグラフィックスベンダー8社とNEC Home Electronicsが、ビデオとマルチメディアに関連する標準の確立を目的として組織したVESAが標準規格を考案した。800×600ドット、1024×768ドット、1280×1024ドットでの表示が可能。ベンダーごとに仕様が若干違う。■TATerminal Adapterの略。ターミナルアダプタ。本来ISDN対応機能を持たない通信機器、たとえばモデムやアナログ電話、FAXなどをISDN回線に接続するために必要となるアダプタのこと。ISDN回線にDSUを接続し、さらにTAを接続して、そこに通信機器を接続するのが一般的な接続経路となる。TAのおもな役割は、デジタル信号の変換、速度変換、発着信の制御など。最近ではDSUにTAが付属した製品など、ワンセット製品も多い。■TCP/IPTransmission Control Protocol/Internet Protocolの略。インターネットの前身であるARPAnetで開発されたネットワークプロトコルで、インターネットで使用される標準的なプロトコル。Windows 95/NT、UNIX、MacOSなど多くのOSで採用されている。トランスポート層プロトコルはTCP、ネットワーク層プロトコルはIPが担い、異なったネットワークをまとめることができる。TCP/IP上のアプリケーションとしてはftp、SMTP、Telnetなどがある。■TWAINスキャナ、デジタルカメラなど画像入力デバイス用のアプリケーションプログラムインタフェースおよびプロトコルのこと。TWAIN対応のデバイスを用意し、同じくTWAINに対応したアプリケーションをマシンにインストールすれば、画像入力デバイスからのデータ入力を行なえるようになる。TWAIN対応ドライバは外部入力機器に付属し、このドライバをシステムに読み込むことで、そのマシン環境からTWAINデバイスを使うことになる。■UARTUniversal Asynchronous Receiver Transmitterの略。コンピュータ内から送られるパラレル信号をシリアル信号に変換し、また逆にシリアルデバイスから送られるシリアル信号をパラレル信号に変換するためのデバイスのことをいう。単独のLSIチップとして供給され、シリアルカードやマザーボードに実装される。高速通信を行なうため、現在はチップ内部に16bytesの受信バッファを持つUARTが広く利用される。■Ultra ATAハードディスクインタフェースであるIDEの拡張仕様のことで、業界標準として位置付けられるもの。「ATA」はAT Attachmentの略で、ANSIで規格化が進んでいるIDEの正式な規格のこと。転送速度の向上やリムーバブルメディアのサポート、サブノートパソコン向けの機能などを規格化している。Ultra ATAで規定されたIDEインタフェースの転送モードにUltra DMA/33がある。Ultra DMA/33の最大転送速度は33Mbytes/秒となる。■Ultra SCSI、Ultra Wide SCSIFast SCSIのデータ転送周期を2倍にすることで、データ転送速度を20Mbytes/秒とした規格がUltra SCSI。データ転送速度が向上した代わりにケーブル長が1.5mまでと短くなっている。Fast-20 SCSIとも呼ばれている。Ultra Wide SCSIは、16bit幅のSCSIバスを持つWide SCSIを、Fast SCSIの2倍の転送速度とすることで、データ転送速度を40Mbytes/秒としたSCSIの規格のことをいう。■UMBUpper Memory Blockの略。Intel社のCPUで、80386SX以上のものを使用したマシンにおいて、メインメモリの上限から1Mbytesまでのメモリ空間で、デバイスドライバ、TSR(メモリに常駐させておくプログラム)などがロード可能な空き領域のことをいう。メインメモリが640Kbytesのマシンだと、384KBytesのUMBが存在することになる。ただし、UMBとして使用可能な領域にプログラムやデバイスを割り当てることもできる。■UNIXAT&T社のBell研究所で1969年に開発された、マルチタスク、マルチユーザーOS。専用ワークステーションからIBM PC互換機、Macintoshなど、広いプラットフォームに移植されている。インターネットのプロトコルであるTCP/IPが早くから実装されたため、インターネット用のサーバとして多く使用されている。パソコンで実行でき、無料で入手できるFreeBSDやUNIX互換のLinuxなども広く利用されている。■UPSUninterruptible Power Supplyの略。無停電電源装置のこと。バックアップ用の電池(または発電機)、充電回路、インバータ回路、停電感知回路を内部に持ち,停電時でもシステムをそのまま稼働できるようにする装置をいう。通常はACラインからの電源を供給し、停電時にバッテリからの電流を送り出す。バッテリの持続時間は、オフィス用のものでは5分から10分間。その間にデータを保存し、システムのシャットダウンを行なうため、RS-232Cなどでパソコンに制御信号を送るようになっている。■VGAVideo Graphics Arrayの略。1987年にIBM社が発表し、同社製品のPS/2に組み込んだグラフィックスサブシステムのことをいう。水平640×垂直480ドットで16色が同時表示可能となる。または、320×200ドットで262144色中256色が表示可能なモードの選択も可能になる。PC互換機で広く利用されるようになったが、高解像度が普及したいまでは過去のものとなりつつある。ただしグラフィックスサブシステムの多くはVGA互換モードを備えている。■VLバス「VL」はVESA Localの略。ビデオアダプタメーカーの業界団体であるVESA(Video Electronics Standards Associa tion)が策定した32bitおよび64bitのローカルバス(CPUの外部バスをそのまま使用する拡張バスシステム)の標準規格、およびそのバススロットの名称をいう。486CPUを使ったIBM PC互換機で広く使われた。Pentiumには対応していなかったこと、ビデオアダプタ以外の拡張がむずかしかったことなどから、PCIが主流となり、VLバスは使用されなくなっている。■VRAMVideo RAMの略。グラフィックやテキストの画面と、CRT(ブラウン管)へのデータ表示を同時に行なうため、ふたつ以上のチャネルを持たせたメモリのこと。グラフィック表示は大量のメモリを必要とし、また、入出力チャネルがひとつしかないDRAMでは上の動作を同時に行なえないため、VRAMではDRAMと同じ入出力チャネルに加え、ディスプレイ専用の読み出しチャネルを追加することになった。■Web(→WWW)■Windows 3.1Microsoft社が開発し、MS-DOS上でマルチウィンドウ環境を実現するためのパソコン用グラフィカル・ユーザーインタフェース。1985年にバージョン1がリリースされた。Windows 3.1は92年に米国版が、日本語版は翌年春に発表され、大好評を博した。音楽や動画を扱うための機能を拡張するマルチメディアエクステンション機能が装備されるなどのグレードアップがされた。■Windows 951995年8月に米国版が、日本語版は同年11月に発売された、Microsoft社開発のOS。それまでのWindowsがMS-DOS上で動くGUI環境であったのに対し、Windows 95はMS-DOSを必要としない単独のOSである。プリエンプティブなマルチタスク、255文字までの長いファイル名、TCP/IPのサポート、ファイル共有・プリンタ共有などさまざまな機能が強化された。■Windows NTMicrosoft社が開発した最新の32bit OS。初期バージョンはVer.3.1で、最新バージョンは1996年8月(日本版は同年12月)にリリースされたVer.4.0。クライアント/サーバシステムのためのOSとして、高度なネットワーク管理機能を持ち、セキュリティ能力と信頼度も備えている。NT WorkstationとNT Serverのふたつのタイプがあり、前者はハイエンドクライアントを対象とし、後者はネットワークオペレーティングシステムとして活用できる。■Windows CEMicrosoft社が携帯端末向けに開発した32bit、マルチタスク、マルチスレッドOS。Windows 95とよく似た操作性を持っており、Pocket WordやPocket Excelなどのアプリケーションが同梱されている。モバイルコンピューティングに最適のOSとなっている。TrueTypeフォントやUNICODE、ネットワーク経由での共有ファイルへのアクセスといった機能を新たにサポートしたバージョン2.0が1997年9月に発表された。■WWWWorld Wide Webの略。1989年にヨーロッパ素粒子物理学研究所(CERN)によって提案された、情報検索環境。ネットワーク上に分散しているあらゆる種類の情報を共有し、ハイパーテキストを介してそれぞれの情報に一様にアクセスできるというもの。現在では一般的にWebページのことを指す。Webページはサーバ上に作成されたひとつの情報単位で、URL(Uniform Resource Locator)を指定することによってWWWブラウザによって表示する。■x86Intel社が開発したマイクロプロセッサのシリーズで、8088/8086とバイナリ互換性を持っているものをいう。具体的な名前としてPentiumII、Pentium Pro、Pentium、486DX2、486DX、386DX、386SX、80386、80286など。これらを総称してx86と呼んでいる。■XGAeXtended Graphics Arrayの略。1990年にIBM社が発表したディスプレイ表示の規格。それまでのVGA(640×480ドット・16色・80カラム)を拡張し、1024×768ドット・26万色中256色・132カラム(インタレース)を表示可能にした。同社のPS/55Zなどに搭載された。MCA採用の機種に対応する規格であったが、ISAバスをサポートして高速化された、ノンインタレース表示が可能なXGA-2を発表した。XGA-2は1024×768ドット6万5000色。■ZIFソケット「ZIF」はZero Insertion Forceの略。ゼロプレッシャーソケットともいう。専用工具を使わなくとも、レバー操作だけでチップを装着できるソケットのことをいう。普通のソケットだと、チップをソケットに乗せて上から押さえつけないと装着できないが、ZIFソケットにチップを装着するには、ソケットの脇にあるレバーを上げてチップをソケットに置くようにして挿入し、レバーを下げて固定するだけでよい。■ZipファイルMS-DOS、Windows環境で最も一般的なアーカイブ形式。複数のファイルをひとつのファイルへまとめる際にファイルを圧縮する機能を持つ。その技術を利用したファイルをZipファイルという。ネットワーク上でフリーソフトなどを、FTPなどを通じて発信するときや、ハードディスクのバックアップに使用されることが多い。Zipファイルの生成ソフトとしては、PKWare社のpkzipやpkunzip、Nico Mak Computing社のWinZipなどが標準的に使用されている。■Zipドライブ米国Iomega社が開発した大容量外部記憶装置の一種。記憶容量が100MBと、MOやjazといったほかの大容量メディアに比べて少ないが、ドライブの価格が安価で、パラレルやSCSIに接続すれば即認識される手軽さがある。メディアは3.5インチフロッピーディスクよりもひと周り大きく、容量に対するランニングコストは若干高くなる。書き込み/読み込みともにMOに若干の差で劣る。 |
||||||||||||